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おあしすのブログ(旧ブログ)

 おあしすの室長ブログ。
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年の瀬に百年の計を考える

2017-12-25
 年の瀬が迫ってきましたが、12月中旬以降が長いことを毎年感じています。ルーチンワークに加え、いわゆる飲み会、夜の活動が盛んになる上、私生活でも大掃除、買物、クリスマス・正月準備と逃れられぬ事柄が山積することが理由です。昨夜のつけを帳消しにするが如く二日酔いお疲れモードでこなす換気扇の掃除は辛いものですが、今日も「晦日の件だけど・・」20数年続く地元の年末恒例行事に誘われ、「よろこんで!」と快諾してしまいました。普段大してお呼びもかからないのに、年末は売れっ子芸人のような過密スケジュールです。その都度全力投球してきた若い頃と違い、体力が落ちた分、よく言えば落ち着いた、悪く言えば日和ったスタイルで臨む今の方が楽しめるのかも知れません。
 
 これが大人の(オヤジの)余裕と言うものか?などと感慨深く犬の散歩をしていると、近所のお庭に重機が入っている場面に遭遇しました。よく見ると家も壊され見るも無残なかたちです。いつからか広いお庭の植木の手入れが悪くなったことが思い出され、家人が居なくなったのであろうと推測しました。私の住む街はこうした立派なお庭があるお屋敷が残っていて、雨戸を締切っていると思っていると、やがて取り壊され整地される。後はお決まりの分譲住宅が立ち並ぶ風景に姿を変える。そうした変遷を何度も見てきたように思います。
 
 「平均寿命が上がり、少子化に伴い出生数と死亡数が逆転、働く世代は減り続け高齢化率が伸びる。また核家族化が進み2010年には一人世帯が一番多くなった。」と先日の研修(H29年東京都自立支援協議会セミナー「超高齢社会における障害者と家族」)で教わりました。要約すると「地域で暮らす障害者は今も主たる介護者が両親または家族であることが多く、病弱化、重度化が高まる50歳代に介助者である両親が80歳代となる。そのことで問題が発生してくることを誰もが知っているものの、支援体制が限界を迎える時期、世帯分離を進める頃合いが分からない。本人、家族のライフステージに応じたサービス利用経験なくして世帯分離は不可能であり、事業所開拓、人材育成、各申請なども適時進めておかなくてはならない。」といった内容であったと思います。
 
 相談支援を実践する立場から学ぶことが多い研修でしたが、よく考えてみるとライフステージに応じた準備は、障害者やその家族だけではなく誰にでも必要なことが分かります。散歩途中で見た広いお庭の家主だけでなく、誰もが自らの寿命のみならず、この先どのような病気を患うのか、なんてことも分かっていません。また逆にライフステージが分かっていても予定調和とはいかない気がします。
 
 相談支援の実務のなかでは難しいですが、私自身のライフステージを考える場合、100年、親子三代の大きな単位で考えることにしています。ルーツを知ることで生まれてきた理由を知り、自身が居なくなっても続くことを考える、そうすると少しくらいの失敗も100年で取り戻せばいいか、と根拠の無い余裕が生まれる気がします。
 
 何事も備えは大切ですが、そのことに捉われ不安を煽ってもいけない、私のように呑気でもいけない、相談を受けることの難しさを考える日々です。
 
 
 

「ん?」と感じる瞬間

2017-11-13
 はじめまして。東京緑新会ホームページのリニューアル伴い、おあしすブログを始めることになりました。さてどんなことを書けば・・考えても妙案出ず。わたくしナカタが、日ごろ想う事柄に相談支援的な視点を足していく、少しユルく、でもマジメな、オアシス的なポディションがいいなと、始動させていただきます。
 
 私はよく遊びに行く人で、意外に思う方もいるかも知れませんが、太陽の下、アウトドア系のものを好みます。今年の夏も友人と子どもと河原でバーベキューを楽しみました。子ども時代からの友人と会えば、すぐに昔の自分に戻ることができます。その日も楽しくやっていたところ、隣でアジアの若者たちが大盛り上がり。結果、少人数で楽しんでいた私たちの会話は遮られることに。それも外遊びの醍醐味とやり過ごそうとしていたところ、それまで笑いあっていた友人がアジアの人々に対して嫌悪を表明し侮蔑的な口調で日本に対する態度を批判し出しました。政治的な話題にさほど関心がないと思っていた友人が突如見知らぬ人にすり替わった瞬間でした。
 
 相談支援で地域と関わるなかでも似たような経験があります。「重度身体障害者の人って権利を主張し過ぎじゃない?」支援者や関わる人が語ったとき、私は同様に打ちのめされました。主張の内容こそ違うものの、価値観を共有しない他者を認めず、自身を優越視する姿が重なるのです。とりあえずの知識や情報で知っているそのことには、きっと自身が知らないそれ以上のことがある。そんな想像力が欠如しているように思うのです。
 
 
 分かりあっている筈の友人や家族でも「ん?」と感じる瞬間があります。友人は帰り際、照れ臭そうに笑みを浮かべて「分かっているよ。」と言いました。人の内面は覗けず、内面とリアルには乖離もあります。精神的に不景気な時代に感じる昨今、人は自身の内面を語ることができる機会があまりに少ないように思います。困りごとや必要に応じた障害福祉サービスなどを検討することのみならず、利用者さんやご家族が自身の内面を語ることができる。なかではいろんなことを考えていて・・と話すことができる。そんな相談支援を目指したいと思う今日この頃です。
 
 
 このような個人的思い入れを記したブログにおつきあいいただいた皆様、ありがとうございました。
社会福祉法人東京緑新会
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東京都日野市程久保872-1
多摩療護園
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